2011年度活動報告 - 2012.04.26 Thu
2012_0426
<<バドっ子支援の会 2011年度 活動報告>>
A.2011年度に実施した支援メニュー
001・「ラケット1000本被災地へ!」
2011年4月22日に石巻市から寄せられた支援要請を切っ掛けに、全国のバドミントン愛好者へラケット、ウエア、シューズなどの用具の支援を呼びかけ、被災地への用具の支援活動を実施。
支援に際しては、物資の集積・送付の拠点となる集積地として青森の奈良岡さん、福島の金澤さん、愛知の池田さんと梅田さん、広島の竹岡さん、福岡の立石さん・中島さんなど、インターネットを通じてであったジュニアバドミントン関係者の協力のもと、全国5カ所の集積地から、支援要請があがった秋田県(県協会宛)、宮城県(気仙沼市、石巻市、仙台市、復興支援事務所など)、福島県(県協会、県小学生連盟、南相馬市など)の各県、および避難先からの個人の方々への用具支援を、5月から8月末にかけての小中高校のそれぞれの予選時期に間に合うようにと、昼夜を問わず連日の仕分け作業に追われながら収集~仕分け~配送を上記有志ボランティアの協力のもとに実施した。
送付した用具の総数は今日現在で約4000点(うちラケットは402本、ウエア・Tシャツ類は1951枚、シューズ165足、その他バッグや靴下、タオル、グリップテープ、シャトル、ハーフネット・ネット、ラインテープ・・・などあらゆる競技に使用できる用具)に加え、その用具に添えられたメッセージカードや手紙などを用具に同封し、支援者と被災者の心を結び付ける活動を行った。
>>詳しくは 2011_0424記事 及び 支援要請掲示板 をご参照ください。
002・「浪江小学校・浪江中学校再開支援」
2011年6月24日、福島集積地の金澤さんのもとへ浪江町教育委員会のスクモダ先生より用具支援の要請をお受けしました。
このプロジェクトの意味についてはそれまでの個人と個人を結び付ける活動とは異なり、学校組織への支援という事で、それまでの用具支援プロジェクトとは分けて、新たに全国の愛好者へ向けて必要としている用具のリストと数量を提示し、支援を呼びかける試みを実施しました。
支援要請があった浪江町は町の全域が放射線被害で警戒区域に指定され、50km離れた二本松市の廃校を借り受け、学校を再開するという状況でした。
さらに、当時の再開地での放射線量も高く、屋外での活動が子供たちに制限されている状況の中で屋内で出来る運動負荷の高い、さらにはコミュニケーション能力を高める事が可能なスポーツとしてバドミントン競技を、授業や休み時間のレクリエーションに活用したいという理由が多くの愛好者からの賛同を得られ、沢山の支援物資が集まることとなりました。
中でも国際規格のバドミントン専用の移動式支柱を提供いただきました香川県の都村製作所との出会いは、8月に熊本で開催されるABC大会のレセプション会場でした。
愛好者だけでなく、メーカーや多くの団体が支援の手を差し伸べてくれたことはこのプロジェクトの意義だと感じます。
また、物資支援の為に、事前に現地確認を行い、コートの設営などを実施。
設営には福島集積地の金澤さんや宮城県から中荒井さん、菅野さんなどがボランティアとして駆けつけてくれました。
用具の受け渡しに際し、地元福島県協会の吉田会長ご尽力のもと、日小連の強化委員も務めたことのある高上美凰さんによる講習会を実施。
初めて羽を打つ子供たちに、わかりやすく、楽しさを伝える講習会を実施して戴きました。
その後、中学校ではすべての生徒がバドミントン部として活動をスタートし、今期より中体連にも参加すると聞きました。
地元福島県で富岡第一中バドミントン部を指導する齋藤先生をはじめ、地元の指導者の方々による生徒たちへの指導が行われたことを聞き及んでおります。
今後も、事務局へ戴きましたシャトルなどの支援など、継続的に見守りたい考えです。
2012_0401に浪江小学校の窓口としてご尽力いただきました松本教頭先生が離任されたことを聞きました。
本プロジェクトの陰には、松本先生のスポーツへの深い理解と、子ども達への思いがあったことをここにお伝えします。
松本先生、大変な激務、本当にお疲れ様でした。
またお会いできますことを楽しみにしております。
>>詳しくは 2011_0707記事 2011_0926-27記事 を参照ください。
003・「石巻市立 山下中学校からの支援要請」
2011年12月4日、当会の支援要請掲示板へ石巻市の中荒井先生から支援要請がありました。
山下中学校にはバドミントン部はないそうです。
しかし、授業トレーニングとしてバドミントンを取り入れたいという事でした。
浪江小・中学校と同じく学校からの支援要請でしたので、個人の方々からお預かりした用具は主旨を説明し、本プロジェクトに賛同される愛好家の方々を募りました。
浪江町のケースとの違いは、あくまで授業で使用するための道具が欲しいということで、思い入れのある個人の方々からの道具をお預かりすることが難しかったことです。
競技団体や協会、企業といった組織からの支援を待ちました。
そのために予定した募集期間よりも多くの時間がかかってしまいました。
支援物資の多くは熊本県のWINNERというクラブチームから提供いただきましたラケットやネットが支援物資の中心となりました。
もちろん、チームの子供たちからのメッセージや写真などが添えられていましたので、山下中学校のフクチ先生へ用具と共にお渡しいたしました。
>>詳しくは 2012_0426記事 を参照ください。
B.2011年度の活動支援金について
2011年4月の活動開始から多くの愛好者の方々から活動支援金として多くの資金をお預かりしております。
これまでお預かりしました活動支援金が総額 582,023 円 ・・・(A)です。
>>ご支援いただきました方々と金額の詳細
2011年度 支援金の使途と金額を以下にご報告いたします。
1) 送料・・・各集積地から被災地への支援物資の送料
及び、集積地へ着払いで送付された支援物資の受取料
126,948 円
2) 梱包資材・・・梱包のビニル、ガムテープ、防虫剤など。
段ボール箱はスリーエスさん、馬場さんから無償でご支援いただきました。
10,425 円
3) 支援物資メンテナンス費用
・・・ラケットのガットやグリップテープ、シューズのインソール交換など
送付する支援物資のメンテナンス実施の費用。
85,511 円
上記に加え各支援メニューに際し、使用した費用を以下へ記します。
4) 2011_0507-06
石巻市への用具の配送及び、被災地の情報収集
・・・車にて物資を手渡ししてきました。
福岡から走行距離は約3100kmです。
37,696 円
5) 2011_0926-27
浪江小学校・中学校への用具の配送及び講習会の実施立会い
・・・車にて物資の輸送、およびコートの設営と講習会の実施
福岡から走行距離約2800kmです。
この時点で高速上限1000円の処置は終わっており、
深夜割引による通行料にて往復いたしました。
また、支援金から以下の物資を被災地・福島県のスポーツ店・ウイングさんにて
購入し、支援いたしました。
・簡易ネット(YONEX) 2張
・ラインテープ 2面分
以上を合わせて
78,735 円
6) 2012_0404
宮城県石巻市立山下中学校支援
・・・用具の配送に際し、メンテナンスを実施。
また、不足した以下の支援物資を、被災地・宮城県のスポーツ店
・ラケットショップ広瀬さんで購入し、ショップの古橋担当から学校へ
直接送付して戴きました。
・簡易ネット(YONEX) 3張
以上を合わせて
47,580 円
1)~6)までの費用合計 386,922 円 ・・・(B)
2012年度への繰越金 = (A) - (B) = 195,101 円
以上の状況です。
皆様からお預かりしている上記の繰越金は、今後寄せられる支援の対応に
充てさせて戴きたいと存じます。
2012年度も被災地からの要請に応える活動を継続してまいりますので、
皆様のご支援、ご助力の程、よろしくお願い申し上げます。
2012_0426
バドっ子支援の会
代表 嶋誠司
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被災地からの支援要請の声、全国各地からの支援提案をお待ちしています。
<<バドっ子支援の会 2011年度 活動報告>>
A.2011年度に実施した支援メニュー
001・「ラケット1000本被災地へ!」
2011年4月22日に石巻市から寄せられた支援要請を切っ掛けに、全国のバドミントン愛好者へラケット、ウエア、シューズなどの用具の支援を呼びかけ、被災地への用具の支援活動を実施。
支援に際しては、物資の集積・送付の拠点となる集積地として青森の奈良岡さん、福島の金澤さん、愛知の池田さんと梅田さん、広島の竹岡さん、福岡の立石さん・中島さんなど、インターネットを通じてであったジュニアバドミントン関係者の協力のもと、全国5カ所の集積地から、支援要請があがった秋田県(県協会宛)、宮城県(気仙沼市、石巻市、仙台市、復興支援事務所など)、福島県(県協会、県小学生連盟、南相馬市など)の各県、および避難先からの個人の方々への用具支援を、5月から8月末にかけての小中高校のそれぞれの予選時期に間に合うようにと、昼夜を問わず連日の仕分け作業に追われながら収集~仕分け~配送を上記有志ボランティアの協力のもとに実施した。
送付した用具の総数は今日現在で約4000点(うちラケットは402本、ウエア・Tシャツ類は1951枚、シューズ165足、その他バッグや靴下、タオル、グリップテープ、シャトル、ハーフネット・ネット、ラインテープ・・・などあらゆる競技に使用できる用具)に加え、その用具に添えられたメッセージカードや手紙などを用具に同封し、支援者と被災者の心を結び付ける活動を行った。
>>詳しくは 2011_0424記事 及び 支援要請掲示板 をご参照ください。
002・「浪江小学校・浪江中学校再開支援」
2011年6月24日、福島集積地の金澤さんのもとへ浪江町教育委員会のスクモダ先生より用具支援の要請をお受けしました。
このプロジェクトの意味についてはそれまでの個人と個人を結び付ける活動とは異なり、学校組織への支援という事で、それまでの用具支援プロジェクトとは分けて、新たに全国の愛好者へ向けて必要としている用具のリストと数量を提示し、支援を呼びかける試みを実施しました。
支援要請があった浪江町は町の全域が放射線被害で警戒区域に指定され、50km離れた二本松市の廃校を借り受け、学校を再開するという状況でした。
さらに、当時の再開地での放射線量も高く、屋外での活動が子供たちに制限されている状況の中で屋内で出来る運動負荷の高い、さらにはコミュニケーション能力を高める事が可能なスポーツとしてバドミントン競技を、授業や休み時間のレクリエーションに活用したいという理由が多くの愛好者からの賛同を得られ、沢山の支援物資が集まることとなりました。
中でも国際規格のバドミントン専用の移動式支柱を提供いただきました香川県の都村製作所との出会いは、8月に熊本で開催されるABC大会のレセプション会場でした。
愛好者だけでなく、メーカーや多くの団体が支援の手を差し伸べてくれたことはこのプロジェクトの意義だと感じます。
また、物資支援の為に、事前に現地確認を行い、コートの設営などを実施。
設営には福島集積地の金澤さんや宮城県から中荒井さん、菅野さんなどがボランティアとして駆けつけてくれました。
用具の受け渡しに際し、地元福島県協会の吉田会長ご尽力のもと、日小連の強化委員も務めたことのある高上美凰さんによる講習会を実施。
初めて羽を打つ子供たちに、わかりやすく、楽しさを伝える講習会を実施して戴きました。
その後、中学校ではすべての生徒がバドミントン部として活動をスタートし、今期より中体連にも参加すると聞きました。
地元福島県で富岡第一中バドミントン部を指導する齋藤先生をはじめ、地元の指導者の方々による生徒たちへの指導が行われたことを聞き及んでおります。
今後も、事務局へ戴きましたシャトルなどの支援など、継続的に見守りたい考えです。
2012_0401に浪江小学校の窓口としてご尽力いただきました松本教頭先生が離任されたことを聞きました。
本プロジェクトの陰には、松本先生のスポーツへの深い理解と、子ども達への思いがあったことをここにお伝えします。
松本先生、大変な激務、本当にお疲れ様でした。
またお会いできますことを楽しみにしております。
>>詳しくは 2011_0707記事 2011_0926-27記事 を参照ください。
003・「石巻市立 山下中学校からの支援要請」
2011年12月4日、当会の支援要請掲示板へ石巻市の中荒井先生から支援要請がありました。
山下中学校にはバドミントン部はないそうです。
しかし、授業トレーニングとしてバドミントンを取り入れたいという事でした。
浪江小・中学校と同じく学校からの支援要請でしたので、個人の方々からお預かりした用具は主旨を説明し、本プロジェクトに賛同される愛好家の方々を募りました。
浪江町のケースとの違いは、あくまで授業で使用するための道具が欲しいということで、思い入れのある個人の方々からの道具をお預かりすることが難しかったことです。
競技団体や協会、企業といった組織からの支援を待ちました。
そのために予定した募集期間よりも多くの時間がかかってしまいました。
支援物資の多くは熊本県のWINNERというクラブチームから提供いただきましたラケットやネットが支援物資の中心となりました。
もちろん、チームの子供たちからのメッセージや写真などが添えられていましたので、山下中学校のフクチ先生へ用具と共にお渡しいたしました。
>>詳しくは 2012_0426記事 を参照ください。
B.2011年度の活動支援金について
2011年4月の活動開始から多くの愛好者の方々から活動支援金として多くの資金をお預かりしております。
これまでお預かりしました活動支援金が総額 582,023 円 ・・・(A)です。
>>ご支援いただきました方々と金額の詳細
2011年度 支援金の使途と金額を以下にご報告いたします。
1) 送料・・・各集積地から被災地への支援物資の送料
及び、集積地へ着払いで送付された支援物資の受取料
126,948 円
2) 梱包資材・・・梱包のビニル、ガムテープ、防虫剤など。
段ボール箱はスリーエスさん、馬場さんから無償でご支援いただきました。
10,425 円
3) 支援物資メンテナンス費用
・・・ラケットのガットやグリップテープ、シューズのインソール交換など
送付する支援物資のメンテナンス実施の費用。
85,511 円
上記に加え各支援メニューに際し、使用した費用を以下へ記します。
4) 2011_0507-06
石巻市への用具の配送及び、被災地の情報収集
・・・車にて物資を手渡ししてきました。
福岡から走行距離は約3100kmです。
37,696 円
5) 2011_0926-27
浪江小学校・中学校への用具の配送及び講習会の実施立会い
・・・車にて物資の輸送、およびコートの設営と講習会の実施
福岡から走行距離約2800kmです。
この時点で高速上限1000円の処置は終わっており、
深夜割引による通行料にて往復いたしました。
また、支援金から以下の物資を被災地・福島県のスポーツ店・ウイングさんにて
購入し、支援いたしました。
・簡易ネット(YONEX) 2張
・ラインテープ 2面分
以上を合わせて
78,735 円
6) 2012_0404
宮城県石巻市立山下中学校支援
・・・用具の配送に際し、メンテナンスを実施。
また、不足した以下の支援物資を、被災地・宮城県のスポーツ店
・ラケットショップ広瀬さんで購入し、ショップの古橋担当から学校へ
直接送付して戴きました。
・簡易ネット(YONEX) 3張
以上を合わせて
47,580 円
1)~6)までの費用合計 386,922 円 ・・・(B)
2012年度への繰越金 = (A) - (B) = 195,101 円
以上の状況です。
皆様からお預かりしている上記の繰越金は、今後寄せられる支援の対応に
充てさせて戴きたいと存じます。
2012年度も被災地からの要請に応える活動を継続してまいりますので、
皆様のご支援、ご助力の程、よろしくお願い申し上げます。
2012_0426
バドっ子支援の会
代表 嶋誠司
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被災地からの支援要請の声、全国各地からの支援提案をお待ちしています。



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